初めての金沢 & 石川県観光の「わかりやすい」を追求する!WEBマガジン

今、おすすめの記事はコレ!

西田幾多郎記念哲学館の建築は安藤忠雄氏が手がける思想空間!実は「無料」でも楽しめる

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
金沢大好き!お気楽シングルマザー♪いしかわ観光特使・フリーライター・webデザイナー・講師業などやってます。変な人と熱い人が大好物!
詳しいプロフィールはこちら

哲学を身近に、わかりやすく学べる「石川県西田幾多郎にしだきたろう記念哲学館」。
世界的に有名な建築家・安藤忠雄さんが設計した建物という点でも注目されている施設です。

しっとりとした雨の日、静かに思いを巡らせてきました。

sponsored link

駐車場からいきなり「安藤忠雄ワールド!」

本館(ミュージアム)から少し離れた場所にある、西田幾多郎記念哲学館の駐車場。

そこから、思索の道を歩いて本館へ向かいます。

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-road-from-parking

樹高の低い木々に囲まれた不思議な感覚の並木道を進んで行くと、空の広さを感じる階段庭園が現れます。

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-cafe-outside

丘陵を活かした階段状のアプローチからは、かほくの街が一望できる…はず。この日は曇っていて分かりませんでした。また晴れた日に行ってみたいです。

階段庭園からそのまま建物へ向かって行くと、正面入り口ではなく2階のカフェへたどり着きます。

入口、分かりにくいわ!」と思ったのですが、実はコレ、来館者が「迷い、考える」ことを楽しんでもらうことを目的とした安藤さんの設計なんだそうですよ

というわけで、正面入り口はこちら。

 

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-entrance

西田幾多郎記念哲学館 入口

西田幾多郎記念哲学館で有料の施設

館内の多くのスペースは無料で自由に利用できますが、展示室に入るときだけ観覧料が必要になります。

展示室入り口

展示室内は撮影禁止なので写真は紹介できないのですが、井戸の中を覗き込むと美しい水面が見える仕掛けがあったり、様々な角度から安藤忠雄建築を体験できたりと、面白かったです。

哲学とは、「知ることを愛する」ということ。
それは、情報を増やすことではありません。
哲学は、自ら、迷い、考え、真実を追い求めることです。
すぐに分かる必要はありません。
哲学は、ひとことで言いあらわすこともできません。
自分で歩き、立ち止まり、また来た道を戻ってください。
すぐに答えを求めず、考えながら、ゆっくりと。

西田幾多郎記念哲学館パンフレットより

展示室1階では、哲学入門として、立場の違いによる考え方の違いを分かりやすく知ることができます。
2階では西田幾多郎の遺品や原稿が展示されていて、レコードに収録された肉声を聞くこともできます。
地下1階には「空の庭」と呼ばれる思索の空間があります。

西田幾多郎さんの字って、なんだか愛嬌があってかわいいな~と思いました。憎めない感じの人だったのかな。

MINAKO

展示室の各所に自由に持ち帰れるワードカードがあります。
自分に合う言葉を探して、持ち帰ってみるといいかもしれませんね。

ワードカード

建築と哲学を無料で存分に楽しめる空間「ホワイエ」

「ホワイエ」と呼ばれる瞑想の空間が哲学館の地下1階にあります。

こちらは無料で利用できます。
nishidakitarou-b1-howaie

nishidakitarou-b1-howaie

nishidakitarou-b1-howaie

建物の中にいるとは思えない広さと透明な空気感があります。
足音が響く、静かな空間。

私はこの場所が特に居心地が良くて好きです。

MINAKO

安藤忠雄建築の特徴の一つとして、打ち放しコンクリートを使うことが挙げられるそうです。

普通の建築では埋められてしまう、この穴。

セパ穴という、この部分が残されていることでアクセントとなり、さらに機能性もあるんです。
展示室ではここに金具をはめて、ポスターが掛けられていました。

 

こんな建築にも注目して、建物を見てみると哲学館をさらに楽しむことができますよ♪

MINAKO

スポンサードリンク




晴れた日は絶景が見える!?5階の「展望ラウンジ」

5階には展望ラウンジがあります。ここも無料

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-5floor-chair

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-5floor-window

晴れた日には日本海、河北潟、白山連峰がパノラマで見えるらしいです。
はい、この日は見えませんでした。

 

スポンサードリンク




レストラン&カフェとしても利用できる「喫茶テオリア」

最後に、最初に迷い込んだ2階の喫茶室「テオリア」でひと休み。

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-2f-cafe-door

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-2f-cafe-tables

Ishikawa_Nishida_Kitaro_Museum_of_Philosophy-Kahoku-2f-cafe-sweets

シフォンケーキ350円。

そのほかにもアイスコーヒーは250円、ドライカレーやスパゲティー各種は550円とお手頃価格です。

MINAKO

 

日没後はライトアップも楽しめます!

ライトアップに関する口コミ

出典:https://www.tripadvisor.jp/

以前は期間限定でしたが通年楽しめるようになった「ライトアップ」も注目です!
【ライトアップの開催時間】通年 日没〜21:30
 ※だたし、哲学館休館日(月曜日(祝日の場合は翌平日)や年末年始は消灯
           その他、気象条件により消灯の場合があります。

スポンサードリンク




最後に・・・

館内、庭園、どこに居ても心静かに物思いに耽ることができる、心地よい施設でした。
今回は雨の中での散策でしたが、晴れた日も雪の日もきっと同じような落ち着きがあるように思います。

ただ、館内はとても音が響くので、あまり小さなお子様連れには向かないかもしれません。
一人静かに過ごしたい休日や大人のデートコースとしておすすめのスポットです。

MINAKO

 

石川県西田幾多郎記念館の概要とアクセス

西田幾多郎記念哲学館には哲学書を中心とした図書館もありますよ ^^
【開館時間】 9:00~21:00(入館は20:30まで)

【休館日】 月曜日<祝日の場合は翌平日> 年末年始<12月29日~1月3日>・展示品の入替期間・メンテナンス期間 展示室 9:00~17:30(入室は17:00まで)

【観覧料】 一般 300円(20人以上は団体料金250円) 高齢者(65歳以上) 200円 高校生以下 無 料 障害者手帳をお持ちの方および その介護人(一人) 無 料 

【住 所】〒929-1126 石川県かほく市内日角 井1

【TEL】 076-283-6600

スポンサードリンク

今日も読んでくれてあんやとね!バナークリックで今日のブログランキングが見られるよ~ 🙂


人気ブログランキング

友だち追加

チャットで気軽に記事の感想や質問ができます!

この記事を書いている人 - WRITER -
金沢大好き!お気楽シングルマザー♪いしかわ観光特使・フリーライター・webデザイナー・講師業などやってます。変な人と熱い人が大好物!
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© ISHIKAWA 19 , 2018 All Rights Reserved.