金沢海みらい図書館の建築やおすすめの展示「ハッピーパラダイス」とは?
カニカニ祭りの「カニ汁」を飲み損ねて、帰り道にたまたま寄った「金沢海みらい図書館」では、とっても見応えのある展示を行っていたので海未来図書館の建築とあわせてイベントをご紹介させて頂きます!
「金沢海みらい図書館」の建築の特徴とは?
建築概要や特徴
2011年5月に開館した金沢市で4番目の公共の図書館です。その外観は真っ白な壁に幾つもの円形の窓がシンプルでありながら圧倒的な存在感があります。
2012年度グッドデザイン賞を受賞し、2015年は日本建築学会作品選奨で国内のみならず海外からも建築を見に足を運ばれる方が来られるという話題の図書館なのです。
デザイナーは堀場弘+工藤和美/シーラカンスK&H。
受賞の際に評価されたのは『パンチングウオール』と呼ばれる小さく均質な開口が無数にある壁面です。この壁はデザインが印象的というだけでなく、図書館の内部の機能も表現しているんです。
その開口は内部では心地よい自然な優しい光を取り込み、熱や音を制御する働きもあるんです。その空間はまるで「海のなか」とも表現出来るかも知れません。静かな時の流れを感じ、気持ち良く本を読むことができる空間は図書館としての機能の原点とも言えます。
また、夕暮れ時からはパンチングウオールの内部から漏れる灯りも静かで優しい雰囲気に包まれていて、モダンでありながら金沢の街に自然に溶け込むようなデザインを感じさせられます。
子供も大人も楽しめる特別展「ハッピーパラダイス」
いつもは近所の違う図書館で本を借りる事が多いのですが、「カニカニ祭り」の帰り道に返却したい本があったので立ち寄ると『ハッピーパラダイス』という展示が1階交流ホールで開催されていました。
大量のおもちゃでできた『トイザウルス』
黄色いトイザウルスの口の中をよ〜く見ると笑っちゃうあのおもちゃがいますよ。
お子様は勿論、大人もテンションが上がってしまうキャラクターたちがいっぱい!よ〜く見れば見る程色々な発見があって楽しいですよ。
1階のガラス越しの通路からの撮影でも全体は入りきらないくらい大きな規模の展示です。
こちらを手がけたのは美術作家の「藤 浩志(ふじひろし)」さん。2000年より福岡で『かえっこ』という使わなくなったおもちゃから欲しいおもちゃを交換出来るポイント制のシステムです。おもちゃのリサイクルや子供達の自主的な活動を生み出す場の提供で日本各地のみならず海外へもその活動は広がり、これまで数千個所以上で開催されたそう。
この「ハッピーパラダイス」のテーマは「大手ファストフードチェーン」のキッズ向けおまけが中心となって構成されており『かえっこ』でも再び子供達の手に取られる事無くたまっていったものだそう・・・
チラシには大きめのフォントで「ハッピーは、ここにあるの?」もう子供達のもとへ戻る事の無くなってしまったおもちゃが恐竜になったなんていう背景があるのですね。見た目にも面白い展示ですが実は大人もこの大量生産の消費社会を考えさせられる展示なのでした。
会期はいつまで?「ハッピーパラダイス」基本概要
【名 称】ハッピーパラダイス
【展示期間】2016年11月6日(日)〜11月27日(日)
【時 間】10:00〜18:00[平日] 10:00~17:00[ 土・日・祝]
【休館日】水曜日
【開催場所】金沢海みらい図書館 1階交流ホール
【入場料】無料
【アクセス】北鉄バス「海みらい図書館前」バス停下車徒歩1分 ・車の場合金石街道から海側幹線へは右折して図書館の前の道には入れませんのでご注意下さい。
【駐車場】有り(無料)*週末や時間帯によっては大変混雑しやすいです。
【問合せ】TEL: 076-266-2011 (金沢海みらい図書館)
【施 設】WiFiあり、バリアフリー、
おわりに・・・
まだ見に行った事のない方はぜひ会期中に足を運んでみてはいかがでしょうか?
最後迄、お読み頂きありがとうございます!ブログランキングに参加しています「1クリック」で応援、宜しくお願いします。