能登半島 2016年のキリコ祭りは?夏にオススメの観光名所はどこ?
石川の夏は山の白山も捨てがたいけれど、やっぱり美しい海と熱い祭りが待っている「能登」でしょ!?
今回2016年のキリコ祭りのスケジュールをまとめてみました。祭りは早朝から深夜まで行われているのですが、メインは夜中になるので日中見ておきたい能登の代表的な観光名所3選と合わせてご紹介します。
能登半島の名所
その1;「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」
石川県羽咋市の南北約8Kmに延びる砂浜、波打ち際を車で走ることができる日本で唯一のドライブウェイです。
金沢から車で約1時間で着きます。夏はイカ焼きのお店も出ており焼きたてを頬張りながら眺める海の景色は最高です!動画にもありますが、車だけでなく自転車、バイク、バスまで走れます。
千里浜なぎさドライブウェイ
住所 羽咋市千里浜町〜宝達志水町今浜(ふるさと紀行「のと里山海道」千里浜ICそば)
TEL 0767-22-1118(羽咋市商工観光課)
その2;白米千枚田(しろよねせんまいだ)
石川県輪島市白米町にあるこの日本海に面した棚田は2011年6月日本で初めて世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の代表的な棚田です。
日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定され、奥能登を代表する観光スポットとして親しまれています。
2016年は10月15日から2017年3月12日の間はギネスにもその数 (ペットボトル2万461個のLED )のイルミネーションが輝く「あぜのきらめき」の幻想的な風景も楽しめます。
白米千枚田
住所 石川県輪島市白米町
TEL 0768-23-1146
(輪島市観光課)
その3;九十九湾(つくもわん)
日本のリアス式海岸と言えば、三陸海岸、若狭湾、房総半島の南部をはじめ11箇所程存在しますが、実は石川県にもあるのです!
東西1km、南北1.5kmの小さな湾ですが、海岸線は13kmに及び入り江が九十九ある事から「九十九湾」の名がつき、日本百景の1つでもあります。
湾内には、箱庭のような海岸線美を楽しむ遊覧船が通っており、乗り場周辺には海岸の散策やカニやエビなど多彩な海の生物と触れ合うこができる探勝歩道も整備されています。
自然の風景地を保護するため、能登半島国定公園及び海域公園として指定されており、内浦を代表する観光地の一つとして知られています。
また、能登の海は透明度がとても高くこの辺りでスノーケリングやダイビングもでき、キャンプをするのも可能です。
九十九湾
住所:石川県 鳳珠郡能登町 小木、市之瀬、越坂
問い合わせ: 0768-62-8352 (ふるさと振興)
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2016イチオシ「キリコ祭り」スケジュール
日本遺産に認定された能登のキリコ祭りは7月から9月中旬にかけて能登半島全域でなんと300回以上行われている夏祭りです。
ちなみに、能登半島12市町(石川県河北郡以北)のうち、キリコ祭りが行われているのは、珠洲市、能登町(旧内浦町)、能登町(旧能都町)、能登町(旧柳田村)、輪島市、穴水町、輪島市(旧門前町)、志賀町(旧富来町)、志賀町、七尾市(旧中島町)、七尾市(旧田鶴浜町)、七尾市(旧能登島町)、七尾市の6市町で
総計でおよそ700~800基の「キリコ」が担ぎ出されています。祭りの時期や内容は様々ですが、「キリコ」が出るという点で共通しており、ひとつの地域でこれだけ多くの同一の名称・形態をもった祭りが存在するのは日本で能登半島だけだといわれています。
その中でもベスト「キリコ祭り」9選の特徴と日程を7月から順にご紹介します。
★マークは能登キリコ三大祭りで必見です!
7月
★最も激しいキリコ祭りの先陣『あばれ祭り』
【特徴】石川県の無形文化財に指定。神輿(神様)を火で炙ったり、海水・川の水に叩き付けたりして激しく祭り上 げるという他に類を見ない祭り。キリコの数約40基が宇出津の町を練り歩く。初日に花火が上がる。
【日時】2016年7月1日 (金)・2日(土) 早朝7時頃から深夜2時迄
【開催地】能登町宇出津
【詳しいスケジュール・駐車場・宿泊所・服装・食事などの情報はこちらから】
ロマンティックな雰囲気を楽しむなら『恋路火祭り』
【特徴】この世では叶わなかった恋路の海に伝わる悲恋伝説の男女を慰めた事が由来とされる「恋路火祭り」
観音坂を下りる大小2基のキリコが、恋路海岸に到着後、海の中を練り回る。
花火が打ち上がり、悲恋の男女を慰めるかのように大松明や「油もの」と呼ばれる仕掛けが海を赤く染めて燃え始めると、弁天島が幻想的な雰囲気に包まれます。
【日時】7月17日 (日) 午後8時頃から11時頃まで
【開催地】能登町恋路(恋路海岸)
8月
巨大なキリコを迫力満点に見るなら『石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)』
【特徴】能登に数多く点在する奉燈祭の中でも最も勇壮華麗なもので、1基の奉燈を海の男約100人によって担ぎ上げられる。高さが10mを超す巨大な奉燈6基が町中を乱舞。午前中はマーチングバンドなどがあり、夜には奉燈に灯りが灯り、祭りは深夜まで繰り広げられる。
【日時】 8月6日 (土)
大奉燈乱舞は午後3時頃から午前0時頃まで
【場所】七尾市石崎町
★七夕飾りが壮美で巨大『宝立七夕キリコまつり』
【特徴】珠洲市最大のキリコ祭り。月遅れの七夕祭りなので,カラフルで七夕飾りを提げたキリコは何と高さが14m。約100人もの担ぎ手により担がれた巨大で壮観なキリコ6基が見付海岸沖に設置された4本の大松明を目指して海中を練り歩く景観は見逃せません!
【日時】毎年8月7日18時頃~23時過まで
花火は22時頃から
【場所】珠洲市宝立町鵜飼(鵜飼川河口)
【スケジュール詳細・駐車場や周辺の宿泊所の情報はこちらから】
★なんと!女性が担ぐ『西海祭り』
【特徴】伝統的に女性が担ぎ手。赤い腰巻きに前掛け、わらじ姿で男衆にも決して引けを取らずにせめぎあう、たくましさがあふれる女性達の姿はを見られるのはこのお祭りだけ!!
【日時】8月14日 午後6時頃〜午前0時頃
【場所】石川県の志賀町(旧富来町)西海神社と松ケ下神社
【スケジュール詳細・駐車場・交通規制・周辺の宿情報はコチラから】
唯一,午前中にキリコが見られる『沖波大漁祭り』
【特徴】諏訪神社のご神体が漂着神であることから、キリコが海中に入って禊を行い、大漁と海上の安全を祈願する祭り。5基のキリコが海水に入って行き暴れ回る姿はまさに勇壮です。日帰り観光で日中キリコを見たい方にオススメ!
【日時】8月14日(日)・15日(月)
海水に入るのは15日のみ,午前9時半頃から11時頃まで
【場所】石川県鳳珠郡穴水町沖波
立戸海水浴場
4日館開催!輪島塗のキリコを見るなら『輪島大祭』
【特徴】能登の輪島を舞台にしたNHKの連続ドラマ「まれ」でも登場した,華麗な輪島塗のキリコが林立するキリコ祭り。輪島市街地の4つの神社、奥津比咩神社・重蔵神社・住吉神社・輪島前神社で4日間開催されるお祭り。
内容は4神社ともほぼ同じだが、本場輪島塗の豪奢なキリコが数多く揃う様子や重蔵神社の「笹キリコ」など、見どころは盛りだくさんだ。能登キリコの原型とも言われている「 笹キリコ」とは、葉の付いたままの竹の先に小さな長方形の行灯を付けた1人持ちのキリコで現在では輪島の子供用キリコとして残る。
【日時】8月22日〜25日
22・23日/17時頃 袖ヶ浜(お神輿海中乱舞)
23日/23時頃 マリンタウン(大松明)
24日/22時半頃 市役所前広場(大松明)
25日/22時半頃 輪島前神社~漁港周辺(大松明)
【場所】輪島市市街地
9月
金箔と総漆塗りの豪華なキリコと狂言を見るなら『蛸島(たこじま)の秋祭り』
【特徴】天皇の勅旨が来た時に地元の人達が出迎えたのが起源とされ,高さ約6メートルと他に比べて小型でも、金箔をふんだんに使った総漆塗りで施されているは彫刻や、その豪華さは日本一美しいキリコと称されるほど。 担ぎ手の若者達は、独特の化粧で顔を飾り、ドテラと呼ばれる派手な衣装で町を練り歩く。 また二日目に行われる「早船狂言」は、県の無形民俗文化財に指定されていて、この祭りの名物の一つ。 芸者に惚れ込み船を出そうとしない船頭と水夫たちの掛け合いを、3人の若者が演じている。
【日時】9月10日(土)・11日(日)
11日午後9時頃~ /高倉彦神社
(キリコ勢揃い、早船狂言)
【場所】珠洲市蛸島町 高倉彦神社
日本一高くて豪華なキリコを見るなら『寺家(じけ)のキリコ祭り』
【特徴】かつて北前船で栄えた寺家のキリコは高さ14~16m、最大は重量4t、屋根の大きさ12畳とさらに総漆塗りで金箔を施した4基の大キリコはまさに圧巻。
【日時】9月17日 (土)夜から始まり翌朝10時頃まで
【場所】石川県 珠洲市 三崎町寺家・須須神社
さいごに
いかがでしたか?
今年は「キリコ祭り」で熱い能登で日本の夏を思いっきり楽しんでみてくださいね♪