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金沢の加賀友禅をコンセプトにしたホテルが素敵すぎる!!件

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ISHIKAWA19の編集長です。 一児の母でもあります! 好きなことは空手、着物でお出かけ、マッサージ(するのもされるのも好き)、旅、アート、音楽・・・など、多趣味です! 好きな言葉は「ケ・セラ・セラ」
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加賀友禅」といえば、着物ファンの女性なら憧れない人はいないだろう・・・高級なお着物!!

ってイメージの方が多いかと思います。

高級ですが、人々を魅了するのは豪華さや煌びやかとかじゃないんです。

加賀友禅の魅力は何と言っても、

上品で古典的なのに時代を越えても飽きのこない美しさ!!

みる人を温かい、優しい気持ちにさせてくれる不思議な魅力があふれています。

と、加賀友禅は絶賛勉強中!!

加賀友禅の似合う女になりたい」サティーです。

さて、そんな素敵な加賀友禅が金沢市内でお宿のコンセプトになっている!!!!

と知って、調査に行かないわけには行かぬ!!!!

ぬおおおおおおおおっ!!!(←もう、全然上品でない。)

と、突撃見学してきました。

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加賀友禅の「匠の技」が身近に感じられるゲストハウス

金沢市内の町家を改修し、一棟貸切のお宿を続々と展開されている若手起業家 ”こみんぐる”さん!!

金沢で暮らすような旅を提案し続け、世界中にファンを増や続けています。

その中でもプレミアム なゲストハウスとして新しくオープンしたばかりのお宿がYuzen-旅音です。

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加賀友禅を独り占め!一日一組限定の貸切り宿「Yuzen-旅音(たびね)」

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世界中のお花を乗せた花車でおもてなしの心意気が伝わる襖 photo by Satty

約半年かけて、若手の作家さんが制作された「加賀友禅」の襖は1階と2階の両方で見られます。

1階はオーナーの林さんの家紋と世界中の草花を載せた、鮮やかなお花がいっぱいの花車が描かれています。

パッと見た瞬間に華やかさと上品さに加えてあたたかみが感じられる本物の手書き作品です。

すぐ横のキッチンには調理道具や食器など完備なので、徒歩で約10分の近江町市場から新鮮なお魚やお野菜などお好きな食料を調達して自炊してもよし。

もちろん、お好きなお店で外食しても良し。

カップルや小規模(2~6名)の大人の方の特別な滞在にとってもおすすめ!

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2階のベッドルームすぐ横に見える「群青の間」

金沢ならではの文化「群青色」の壁のルーツ

金沢で群青色の壁のお部屋は特別なおもてなしのお部屋を象徴しています。

その起源は13代藩主前田齊泰まえだ なりやすが建てた「成巽閣せいそんかく」。

成巽閣は前田齊泰まえだ なりやすが母・隆子(真龍院)の隠居所として、文久3年(1863)に建てたものです。

その2階にある一室「書見の間」は天井の壁に群青色の見るひとを強烈に引き込む染色を施してあることから別名「群青の間」として知られる様になりました。

明治以前の群青色はヨーロッパから仕入れていた天然鉱石の「ラピスラズリ」から作りだされていました。

「群青色」は世界でも最も美しい色と考えられていた様で、金よりも高価であり、武士の権力や強さの象徴でもあったようです。

後に染料の技術が発展し、一般家庭でも(本物のラピスラズリでは無いですが)壁に群青色が使われるようになって行きました。

悪くいえば、見栄っ張り。良く言うとおもてなしの心を大事にする。

気質な金沢市民の間で「群青の間」は広く広がっていきました。

群青色の壁のお部屋は全国的には珍しい、金沢ならでは文化の一つです。

Yuzen-旅音の二階には壁も襖も群青色で統一された和室があります。

じっくり眺めると、襖には金沢の街並みやお宿のすぐ近くを流れる浅野川で加賀友禅が作られる工程の一つ、「友禅流し」や「兼六園」の四季や加賀友禅らしい「古典柄」にちょっとした遊び心まで描かれています。

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襖の引き手まで素敵

素晴らしい世界でただ一つの手書きの加賀友禅作品が楽しめるのは金沢市内ではYuzen-旅音だけです。

写真では全然、うまく伝えきれないのでぜひ、実際の作品を見てもらいたいです。

「Yuzen-旅音(たびね)」の基本情報

  • 住 所:  金沢市東山3丁目25-10
  • アクセス:金沢駅から、城下まち金沢周遊バスで「小橋町」下車、徒歩4分。(金沢駅からタクシーで10分)
  • 定 員:2~6名  *小学生以下の子供は不可 
  • TEL: 076-205-8092

 

お次は「カジュアル・モダン」な加賀友禅ホテルです!

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「加賀五彩」をモダンに楽しめる!「ザ・スクエアホテル金沢」

全国に展開するソラーレ ホテルズ アンド リゾーツが13階建て(全186室 )の新たなホテルを2018年11月28日にオープンしました。

近江町市場から徒歩1分の位置にある「ザ・スクエアホテル金沢」です。

加賀友禅の技法の一つ「加賀五彩かがごさい」がフロアやお部屋の壁前面に取り入れられていて、モダンでスタイリッシュ!

ホテルの13階には男女共にサウナ付きの大浴場や喫煙スペース、ミニサイズのジムスペースなどもあり、広くて多様なベッドタイプが好みの「加賀五彩」のカラーから選択できるのが魅力的です。

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加賀五彩とは?

加賀友禅には古典的な「文様」や、自然のそのままを象徴とする「虫食い」や「先ぼかし」という「技法」などが用いらており、知れば知るほど、その歴史や特質は深いものです。

そして、きものが作られるまでに10もあるの工程の中で中心となる作業が「彩色」。

彩色には「加賀五彩」という伝統的な5つの色を基調とし、色付けを行います。

以下が5つの色調です。

  1. 臙脂えんじ
  2. あい
  3. 黄土おうど
  4. くさ
  5. 古代紫こだいむらさき

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引用:https://www.the-squarehotel.com/skz/room/

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古代紫のフロア photo by Satty

今回は古代紫あい色のフロアを見学させて頂きました!

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グランドツインのお部屋 photo by Satty

お部屋は好きな加賀友禅の色調から選べるだけでなく、

車椅子やベビーカーが入れるバリアフリー対策や、

お部屋のアメニティーやインテリアも一つ一つがシンプルモダン!

1200mm~1800mmサイズのツインやダブルベッドが充実しているなど、

宿泊タイプ別に快適に過ごせる様々な工夫が特徴的に感じました。

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1階ロビーとカフェ

1階の「BANKERS STRET CAFE (バンカーズストリートカフェ)」は以前、銀行だった土地にちなんで付けられたお名前です。

カフェは開放的で地元民も入りやすいカジュアルモダンな雰囲気です。

毎朝20種類以上のサラダビュッフェが朝の7:00~、ディナータイムは夜の22:00まで(日曜・祝日は19:00まで)、営業時間は終日、カフェとして利用が可能で気軽に利用できます。

THE SQUARE HOTEL KANAZAWA (ザ・スクエアホテル 金沢)の基本情報

  • 住 所: 〒920-0917 石川県金沢市下堤町10
  • アクセス:北陸新幹線「金沢駅」より
    金沢駅兼六園口バスターミナル(8)、(9)、(10)番乗り場からバスで「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車、徒歩1分
  • 客室数:2名〜5名定員の 6タイプのお部屋が合計 186室
  • TEL:  076-221-2611

最後は「モダン・ゴージャス」な加賀友禅ホテルです!!

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加賀友禅と金箔のラグジュアリー最新ホテル!

2019年1月11日にオープンしたばかりの最新のホテルは三井ガーデンホテル金沢です。

古典的な雰囲気を残しつつもデジタル技法で描かれた「加賀友禅」のタペストリーや様々な「アート」作品がフロントや各お部屋の中から1階のレストランに大浴場と施設内の随所で楽しめます。

また、お部屋によっては金沢らしい「金箔」も取り入れられており、ゴージャスでラグジュアリーな時間を過ごしたい方にとってもおすすめです!

SATTY

加賀友禅 x 金箔 x 石川のこだわりが随所に見られる「三井ガーデンホテル金沢」

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1階ホテルロビー photo by Satty

フロントにはどーーーん!とモダンな加賀友禅のタペストリーが出迎えてくれます。

照明の作り出す大人な演出も含めて、入った瞬間からラグジュアリーな高揚感をとことん満喫できます。

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エレベーター前のアート「菓子折々」

こちらも茶の湯文化が豊かな、金沢ならではのアートで目が留まりました。

作家さんのお名前は出ていないのですが、

和菓子作りに欠かせない「落雁」の型を使ったキュートでカラフルな作品です。

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モデレートダブルのお部屋 photo by Satty

今回はモデレートダブルのお部屋を拝見させて頂きました。(本当に突然ですみませんでした ^^ )

それにしてもこのダブルルーム、カップルにも特別な記念日に女子ならみんな泊まりたくなっちゃうでしょ!?

と、思わさざるを得ない素敵な空間&こだわりベッド・枕でした。

デラックスツイン以外のほとんどのお部屋のトイレとバスが一緒のユニットタイプになりますが、

13階の大浴場からは金沢城址公園の緑とスキーリゾート「医王山」の山並みがパノラマで楽しめるようです。

写真では伝わりにくいかもしれませんが、全てのベッドの縦が1,960mmもある超広々としたサイズでも、

ベッド周りやお部屋全体が広く感じる様な設計にしてあるのが三井ガーデンホテルさんの特徴だと思いました。

加賀友禅を取り入れたツインのお部屋はなんと、5種類も。

ダブルベッドのお部屋が2種類、トリプルが1種類になります。

また、金沢らしい、別のコンセプトタイプの特別室は2部屋あります。

一つは「群青の間」をイメージしたお部屋。

もう一つは、「箔座(はくざ)」さんとコラボした「金箔の間」です。

ルームライトやアメニティーなど至る所に金箔が散りばめられた、ゴージャス感が半端ないお部屋です。

贅沢の極みのひと時を体感できること間違いなし!!

加賀友禅と石川県の工芸品、地産地消の豊かな食材が集結するレストランにも注目!

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img via https://www.gardenhotels.co.jp

そうそう!

1階のレストラン「能加万菜(のうかばんざい)」ではモダンな加賀友禅の醸し出す空間だけでなく、石川県の食と工芸品も存分に楽しめるようです。

まだ、利用してませんが、個人的にかなり気になる!!

朝は加賀野菜や石川・北陸の食材をふんだんに取り入れた和洋ビュッフェが。

夕食は能登牛・能登豚のしゃぶしゃぶなど(地元のテレビでは金箔がたっぷり使用されたメニューが紹介されていました)贅沢に石川県の伝統工芸品、九谷焼や山中漆器を使用し、サーブされるのだそうです。

器までちゃんと見ているグルメで本物志向な地元の友人とかにも紹介したいホテルです。

三井ガーデンホテル金沢の基本情報

  • 住 所:  〒920-0869 石川県金沢市上堤町1-22
  • アクセス: 北陸新幹線「金沢駅」よりタクシーで8分、最寄りのバス停「南町・尾山神社」より徒歩2分
  • 客 室 : 2名 ~3名のツイン、トリプル、ダブルルーム、13階建て
  • TEL 076-263-5531

金沢弁で最後に一言・・・

本物の加賀友禅の着物をGETしたら、結婚記念日か祝い事に着たいと夢をみるサティーやよ♡

加賀友禅は金沢では特別な時に着るものやけど、空間から金沢らしい特別な体験をプラスアルファできるのはめっちゃ素敵なことやと思ったわ!

私なりにわかりやすくおすすめタイプ別にまとめてみると・・・

  • 今後の活躍も楽しみな若手作家さんの手書き加賀友禅にじっくり触れたり(あ、本当にタッチはNGよ!)、金沢を暮らす様に滞在するなら「Yuzen-旅音」さん
  • お好みのカラーからカジュアルに加賀友禅に触れてみたい!お子様連れなら「ザ・スクエアホテル金沢」さん
  • 贅沢に食や伝統も楽しみながら、滞在中のモダンな加賀友禅の空間に酔いしれるなら「三井ガーデンホテル」さん

かな〜。

あ〜、旦那と結婚記念日に泊まりにいきたいわ〜♡

SATTY

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