大阪から金沢への安い移動手段は?高速バスと電車の比較はどちらが安心?
2016年8月1日から西日本ジェアールバスは大阪~金沢間の昼行特急バスに新しく導入しました。新型車両は「北陸道グラン昼特急大阪号」ー 北陸新幹線開業から1年が経った現在、大阪・京都~金沢路線を含め全国から金沢を含めた北陸への路線の需要は高まっている様子です。
今回はこちらの最新高速バスに焦点を当てつつ、大阪〜京都〜金沢の高速バス・電車の比較とその最新情報をわかりやすくご紹介したいと思います。
新型車両「北陸道グラン昼特急大阪号」とは?
運行スケジュールは?
西日本JRバスでは大阪~金沢間に昼行6往復、夜行1往復の高速バスを運行していますが、このうちの昼行1往復のみが「北陸道グラン昼特急大阪6号・ 7号」に更新され新型車両が運行となっています。
詳細運行ダイヤは以下の通りです。
北陸道グラン昼特急大阪6号
金沢駅 9時00分~松任海浜公園09時21分~北陸小松09時34分~尼御前09時44分~福井北IC10時13分~京都深草12時59分~京都駅13時15分~千里ニュータウン14時06分~大阪駅 14時29分
北陸道グラン昼特急大阪7号
大阪駅 16時10分~千里ニュータウン16時30分~京都駅17時30分~京都深草17時46分~福井北IC20時35分~尼御前21時01分~北陸小松21時11分~松任海浜公園21時24分~金沢駅21時45分
NEW! 2016年9月16日(金)〜19日(月)臨時夜行バスが運行決定!
座席や通常の高速バスとの違いは?
便名の「グラン」とは、グランシートが装備されたバスを指すもの。
高速バスのスタンダードになりつつある3列独立シートが並んだレイアウトを踏襲しているが、採用されているグランシートは西日本ジェイアールバスが独自に開発したクレイドル(=ゆりかご)タイプのもので、総座席数は28席となります。
シート幅は従来シートと同様の46.5cm。立体的なランバーサポートやふくらはぎの形に合わせてゆるやかに溝がつけられたフットレストなどにより、リクライニングさせた状態でも体が安定するような構造になっています。ヘッドレストも乗客の座高に合わせて上下できるようになっているのが細かい配慮ですね。
座席の左右はマイカーテンで仕切ることができ、プライバシーも確保されます。右のアームレストにはドリンクホルダーを設置され、左のアームレストは跳ね上げることができます。リクライニングさせた状態で席を立つ場合にも邪魔にならないようです。また、パーソナルコンセント(AC 100V)も右アームレストの下にあり、着座した状態で抜き差ししやすいの点もよく考えられています。車内フリーWi-Fi(NTT-BP)も備えられているので、スマートフォンやタブレットの操作も快適に使えます。
より安全な運行のため搭載されたシステムとは?
安全運行のためのハードウェアも最新で衝突被害軽減ブレーキシステム(PCS)や車両安定制御システム(VSC)といった能動的に車両の安全を確保するものをはじめ、ふらつき警報装置、車線逸脱警報装置、居眠り運転防止のためのドライバーモニターなど、運転士をサポートするさまざまな機器が搭載されています。
運賃は?
運賃は大阪駅~金沢駅間の全線で片道3300円(普通、早売21)からで、平日・休日や繁忙期などにより異なる。8月1日のダイヤ改正に合わせて新たに平日の昼行便に「WEB限定往復割引」が設定され、高速バスネットでの往復予約に限り、平日の普通運賃または早期購入割引運賃から8%がディスカウントされます。さらにWeb決済(2%割引)を選択すると計10%が割り引かれます。
電車と比較する
大阪駅発〜京都駅経由〜金沢駅行きのJR特急サンダーバードの場合、乗車券+自由席で7.130円〜
乗車時間: 2時間40分
運賃は高めになりますが、やはり移動時間を少しでも短くするなら電車が一番早いですね!
とにかく安く移動するなら?
ちなみに3列タイプの格安バスは「北鉄金沢バス」と共同運行で「阪急高速バス」も運行しており、通常の運賃は時期にもよりますが3,550円〜、往復購入で5,850円〜、子供は半額、学割だと2,840円〜なので若干お得になりますが運賃はほぼ変らないか先にご紹介した「早割」や「WEB限定往復割引」を利用すれば安全で快適な「グランシート」のほうがお得に乗れるわけです。
乗車時間:4時間35分(大阪(阪急三番街)〜金沢)
おわりに・・・
新幹線に対抗してバス会社も様々な工夫をされているような気がしますが関西の方には嬉しいニュースです。
安くて安心・快適な「北陸道グラン昼特急大阪6号・ 7号」を利用して北陸、または関西への旅をしてみたいですね!