雨の金沢でも楽しめる観光名所とおすすめの「金沢和傘と着物」展とは?
着物の似合う街金沢ではせっかく着物を着ても、雨や雷、冬は雪も多いので外は歩きづらい事も・・・そんな日もがっかりしないで!伝統や文化の豊かな金沢には素敵な美術館もいっぱいで「美術館巡り」がおすすめです。今回は歴史的な建築のある美術館で開催中の企画展「金沢和傘と着物展」について、その見どころや開催期間、行き方等をご紹介します。
伝統工芸「金沢和傘」とは?
伝統工芸「金沢和傘」は雨や雪が多い金沢の気候に耐えるように傘骨が太く長く持ち堪える機能も備えながら、内側に色鮮やかな糸でジグザグに編み上げる「千鳥掛け」を施す、魅力的な傘でもあります。
現在は伝統工芸として後継者の育成などさまざまな活動が行われていますが、一時期は金沢で職人さんが1人だけになるという危機もありました。
その唯一の和傘職人として数々のテレビ番組にも取り上げられ、著名人も愛用する和傘を作り続けて来た店主であり職人の松田さん曰く
これ(和傘)は、持つ人を美しく見せるための道具だよ。
と言います。
梅雨時でも着物の似合う街金沢を楽しむなら「美術館巡り」はイチオシの観光スタイルです。中でもおすすめの企画展「金沢和傘と着物展」の内容や料金、行き方などの詳細をご紹介します。
雨の日も楽しい「金沢和傘と着物展」とは?
洋風な歴史を感じるこの建物は「金沢くらしの博物館」。こちらの建物で企画展は開催されています。実はこの建物、全国的にもとても珍しく、石川県指定文化財に指定されています。
明治32年は石川県立第二中学校で、昭和23年に金沢市立紫錦台中学校へ、そして昭和53年より現在の金沢くらしの博物館として開館しました。建物の中でもひと際存在感のあるミントグリーンのお屋根についているのは「避雷針」。さすが、昔から雷の多い金沢ですね。明治期の旧制中学校建築として原形のまま保存されているので建築に興味のある方にもおすすめの観光スポットです。
企画展「金沢和傘と着物」の見どころは?
展示室では主に以下の3つのポイントで金沢和傘と着物について見て、知って、写真を撮って楽しむ事ができますよ 😉
- 金沢和傘の制作用具と特徴の紹介
- 大人の着物・和傘(バンガサ・ジャノメなど)
- 子供の着物・和傘(馬や牡丹などが描かれた和傘)
また、開催日が限られていますが、金沢和傘がどのように作られているのか見学出来る実演も行われています。
関連イベント「金沢和傘製作実演」
[開催日]2017年6月24日(土) 9時半~17時
[参加費]くらしの博物館の入館料のみ
[予約]不要
見学しながら和傘についていろいろなお話も聞くことができますよ。
*7月も開催予定
開催期間と日時「イベント基本情報」
[開催期間]2017年4月15日(土)〜7月30日(日)
[開催場所]金沢くらしの博物館
[開催時間]9:30~17:00 (入館は16:30まで)
[入館料]大人 300円、高校生以下 無料、 65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方およびその介護人 200円(祝日は無料)、20名以上の団体 250円
[休館日]展示替え期間と12/29~1/3
[TEL / FAX]076-222-5740
「くらしの博物館」へのアクセスや駐車場は?
[所在地]〒920-0938 石川県金沢市飛梅町3-31(紫錦台中学校敷地内)
[駐車場]あり(門を入って左奥に5台・無料)
[バスでのアクセス]最寄りのバス停「石引町」(金沢駅東7番乗り場から乗車約13分・220円)/兼六園から徒歩6分/ 金沢周遊バスの最寄りのバス停「広坂/21世紀美術館」または兼六シャトルバスは「県立美術館・成巽閣」
金沢弁で最後に一言・・・
金沢くらしの博物館では常時金沢の風習や伝統料理に金沢弁なども学べるし、無料で子ども向けのレトロな着付け体験もやっとって、地元の親子での来館者にも人気やよ!*着付け体験は9月から冬期のみの開催です。
着物が普段着やった頃、金沢和傘が日常的に使われとってんて。「和傘をさす」=「外出する」で、展示の着物や和傘にもそれぞれに似合うおしゃれなものがテーマになっとるげんて。
雨で憂鬱な日もこの機会に行ってみまっし!
<情報出典:金沢くらしの博物館>
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