石川県の能登松茸料理がランチで食べられる場所は?幻のコノミタケとは?
秋の味覚・味覚の王様といえば「松茸」ですね!今年は台風の影響もあり国産松茸の生産が厳しいといわれていますが、石川県にも松茸の産地があり、いよいよその収穫時期を迎えます。今回は県外に出回る事はほぼないといわれる超希少な「能登松茸」と知る人ぞ知る「まぼろしのきのこ」と称される超レアきのこ、能登松茸が食べられる食事処や入手方法などを紹介したいと思います!
石川県の松茸産地は奥能登にアリ!
能登の山ではオールシーズン様々なきのこが採れますが中でも、奥能登・珠洲市にはアカマツの群生地があり石川県を代表する「松茸」の産地です。能登松茸は香りよく肉太で身が締まっており、高級料亭御用達です。
時期はいつ?
毎年、9月下旬〜10月中旬頃が収穫時期の石川県の奥能登は珠洲産の「能登松茸」。海外からの松茸の入荷時期の9月上旬よりやや遅めになります。
毎年その時期や出荷量も変動があるので現在の所まだ、その出荷予定は決定していませんが、出荷が決まれば売出される期間は約1ヶ月〜1ヶ月半。とても希少な松茸です。
価格の相場は?
こちらも、状態やその年によって変動があります。人口的に栽培が出来ない「松茸」は特に国産の値段が高いのはその「希少価値」や「風味・鮮度の違い」等によるからだそうです。
同じ年でも買われるタイミングやものに寄りますが、参考にするならば信州を代表する長野産だと200g(2〜3本で木箱入り) 2万円近く、同じ位の量で能登の特上の物で3万円近くします。
能登松茸がランチで食べられる人気の食事処は!?
どうせ1本で1万円以上するなら、旅行も兼ねて産地で新鮮な松茸を間違いなく美味しく調理してある状態で食べたくなりませんか!?
能登松茸の産地「珠洲」に能登松茸料理が食べられるお食事処を2カ所ありますのでご紹介します。
『湯宿 さか本』
公式サイトでも自ら「なーんにもない。いたらない、つくせない宿」と語る「豊かな自然にのみ」囲まれたお宿「さか本」は実は50年以上松茸料理を提供されています。能登の新鮮な魚介類やお野菜、お米にもこだわっており1品1品自然の味を大切にした丁寧なお仕事をされるお食事は口コミでも好評を博しています。小さなお宿なので小さなグループやカップルでの利用におすすめです。
贅沢な能登松茸のコースは1人10,000円(完全予約制)で毎年11月6日(第一日曜日)には終了するそうです。
《基本情報》
【店 名】湯宿 さか本
【住 所】〒927-1216 石川県珠洲市上戸町寺社
【お問い合せ・予約】TEL: 0768-82-0584
*お宿は冬期(1・2月)休業です
*今年は10月上旬〜中旬頃に松茸コース開始予定
*支払いは現金のみ
*アクセスは車がおすすめ(駐車場あり)時間・宿泊付松茸コース内容詳細は直接お問い合わせください。
『古民家レストラン 珠洲織陶苑 典座(てんぞ)』
江戸時代からの庄屋さんだった大きな古民家を、そのまま利用したお食事どころ。地元から県外など遠方から訪れる人々に愛されるお料理を提供されています。珠洲織陶苑(すずしょくとうあん)という名はご主人が珠洲焼きの作家さんで、またお母様の綴れ織(つづれおり)の工房ということでギャラリーなども合体したレストランの名前が「典座(てんぞ)」です。
山菜の収穫は調理される奥様が直接山に採りにいかれるのだとか・・・広いお座敷は26席 (座敷20席、個室2室6席)収容なのでビッググループの方はこちらがおすすめ。こだわりの器で頂く能登の新鮮な素材が一杯に詰まった能登の松茸料理のコースランチは1人5,000円でこちらも要事前予約です!
《基本情報》
【店 名】古民家レストラン 典座(てんぞ)
【住 所】〒927-146 珠洲市三崎町伏見ワ部23
【営 業】11:30~14:00/ 18:00~23:00
昼夜ともに要予約
【お問い合わせ・予約】TEL・FAX: 0768−88−2657
*支払いは現金のみ
*アクセスは車がおすすめ(駐車場あり)松茸コース内容詳細は直接お問い合わせください。
まぼろしのきのこ「コノミタケ」とは!?
さて、能登の人に「山のダイヤ」と呼ばれる「能登松茸」を超えるまぼろしのきのこがあるのをご存知でしょうか?
それは能登の方言で「このみたけ」と言います。「北陸のきのこ図鑑」には「好味茸」と漢字が当てられていて,好みの味,美味しい味のキノコという意味から当てられたとか・・・
年々、その発生量が減少している「コノミタケ」はご覧の通り、珊瑚のような美しい形をしています。
金沢大学の研究によると「ホウキタケ」の一種でかつて薪炭林として利用されてきたコナラやミズナラ林などの二次林に発生していることが分かっていましたが、「コノミタケが他のホウキタケ類とは独立した種であること」が確認され2010年5月に東京で行われた「日本菌学会」ではラマリア・ノトエンシス(Ramaria notoensis)=能登のホウキタケと、正式な学名とコノミタケを標準和名とすることが決まったそうです。
気になるお味は・・・?
能登牛(黒毛)との相性がよく、肉汁をよく含み旨味が出て、香りがよい。
(引用: 金沢大学特任教授「自在コラム」より)
ということで、すき焼きの具にピッタリだそうです★
予約方法や入手可能な場所は?
そんなまぼろしのキノコを含め、希少な「能登松茸」が入手可能なとっておき情報です!
その1 : 能登の道の駅
「コノミタケ」に遭遇したらとってもラッキー★★★10月の秋の能登ドライブで休憩に立ち寄られた際は目を光らせて地産のお野菜売り場も見てみましょう :)
その2 : JA 珠洲市
「能登松茸」に関する収穫・出荷情報はこちらから。「コノミタケ」も販売しているとのこと。確実に入手したい方はこちらで電話予約が可能です!
*その年の収穫状況などにより確保出来ない場合もありますので、その際はご了承ください。
【住 所】石川県珠洲市宝立町鵜飼午58-1
【予約・お問合せ】TEL : 0768-54-1311 (珠洲市農業協同組合 宝立支店)
その3: 最寄りの青果店
石川県内であれば「能登松茸」の入手はお近くの青果店でお取り扱いがあるかもしれません。まずは聞いてみましょう!あれば事前予約がおすすめ。近場でGETできるに越した事はないですね。
「箱入りの高級松茸」なんて手が届かないわ。というあなたにおすすめは?
金沢の老舗料亭「浅田屋」の「松茸ごはんの素」は上品な出汁のお味が効いていて、お手軽に美味しい松茸ごはんが楽しめるのでおすすめですよ ;)
おわりに・・・
いかがでしたか?秋の味覚・王様「松茸」を愉しむならお早めに予約・問合せが必須ですよ!
ちなみに、能登半島里山里海自然学校で秋に開催されていた「キノコ博士と行くキノコ狩りツアー」は現在、博士が不在のため催行されておりません。だからといって、許可なしで個人的に「キノコ狩り」は控えましょう。年々、マナーの悪い方が山を荒らしていくケースも多いとか。
石川のまぼろしのきのこ「コノミタケ」も挑戦された方、いらっしゃいましたら是非コメントをお待ちしております。
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