金沢のブランド蟹の最高峰は初競り500万円！他のズワイガニと何が違うのか?規格や時期を調べてみました。

2021年11月10日

2021年11月12日

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ISHIKAWA19の編集長です。一児の母でもあります！好きなことは空手、着物でお出かけ、マッサージ（するのもされるのも好き）、旅、アート、音楽・・・など、多趣味です！好きな言葉は「ケ・セラ・セラ」

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2021年11月6日石川県で蟹漁が解禁されました。そして、なんと今年はギネスブックに乗る最高峰ブランド「輝」が誕生！初競り価格は驚異の500万円。

一体どんな蟹なのか、落札者情報もふくめて金沢ブランド蟹の実態を調査してみました！

1杯500万円の金沢ブランド蟹の名は…「輝（かがやき）」

「本当に会えるのか？獲れるのか？」のキャッチコピーが市民の目を引く新ブランドのカニの名は「輝（かがやき）」

全国で言うとズワイガニのオスにあたります。
ちなみに、ズワイガニのメスにあたる香箱ガニのほうが金沢では庶民に人気の蟹です。

福井県では「越前ガニ」、山陰地方では「松葉ガニ」として知られています。

元々石川県で漁れたオスのベニズワイガニは「加能がに」として、知られるブランドガニ。2006年に石川県内の漁協がひとつに合併したことを契機に、県内の南の加賀（かが）地方から北の能登（のと）地方の全５ヶ所の水揚漁港で獲れる（獲れますように）という意味からその名がつけられました。

他県のブランドガニと、より差別化＆知名度UPを図るべく過去にない厳しい規格が設けられたようです。

では、一体どのような違いがあるのでしょうか？？

「加納ガニ」 vs 「輝」の違いは？

	加能ガニ	輝
時期	11月6日ー翌年3月20日	11月6日ー翌年3月20日
大きさ(甲羅幅）	9cm以上	14.5cm以上
重さ	特になし	1.5kg以上
タグ	ブルー	ブルータグ+九谷焼と梅の水引
特徴	甘みがあり、身が爪先まで詰まっている。蟹味噌も多い	甲羅が硬く、身入りが良い

さらに「輝」には以下のような規格もあります。

全ての脚がそろっている
鮮度の徹底 (獲れた日をタグに記載)
資源管理に積極的に取り組んでいる

（情報出典: JFいしかわより)

また、かなざわ総合市場では蟹漁解禁後の初セリ後、その日一番の高値を競う「蟹１-グランプリ」が開催されています。各漁港が盛大に活気づき、石川の冬到来を告げる風物詩となっています。

昨年（2020）の初競りでは、加能ガニの最高値は一匹４０万円だったとか。

それでもすごい値段ですよね~！

輝は食べたことがないので味の特徴はよくわからないけど、きっと美味しいんだろうな〜

サティー

500万円の輝の落札者は「百楽荘」島田料理長さん

一匹四百七十万円まで値が上がった後、間があいて「五百万円」との声が上がった。落札したのは金沢市湯涌荒屋町の温泉旅館「百楽荘」。島田大輔料理長（４４）は「最高。新型コロナウイルスで漁業も観光も落ち込んでいるが、金沢の冬の魅力をアピールしたい。重さも値段も半端ないです」と喜びを語った。
中日新聞「【石川】「輝」500万円　加能ガニ最高級ブランドデビュー」より2021.11.7

ちなみに、ギネスブックにも乗った500万円のブランド蟹「輝」は金沢市湯涌温泉の「金澤湯涌温泉百楽荘　彩心（いろは）」で展示され、夕食で彩心と隣接する「別邸神楽」の宿泊者約５０人に刺し身で提供されるようです

甘エビちゃん