「氷室開き」2022年の日程は?石川県の伝統行事の歴史や期間限定商品もまとめてチェック!
毎年金沢では7月1日になると「氷室の日」と言い、お気に入りの和菓子屋さんで『氷室饅頭』をこぞって買いに行き、家族や親戚、職場などに配りみんなでおまんじゅうを食べます。
石川県内でも金沢特有の風習なんですが,どのような由来があるのでしょう?
この記事では
- 「氷室開き」の歴史
- 2022年氷室開きの日程や開催場所
- 氷室開きならではの期間限定人気商品
についてご紹介します。
初夏の金沢ならではの風物詩「氷室開き」とは?歴史や由来
「氷室開き」は冬場に積もった天然の氷(雪)を貯めて初夏まで保管していた小屋=” 氷室を開く” 石川県金沢市ならではの伝統行事です。
藩政時代は旧暦の6月1日を「氷室の朔日」と呼んでおり、毎年冬の間(大寒の雪)に白山山系に降った雪を氷室に貯蔵し、六月朔日になると「白山氷」と呼ばれる雪を、桐の二重長持ちに入れて江戸の徳川将軍へ献上していました。
5代藩主 前田綱紀(まえだ つなのり)の頃になると、金沢市近郊や市内に多くの氷室が設けられ、町民も氷を食する事が許されるようになりましたが、夏の氷は大変な貴重品で主に目上の人への贈答品などに使われ、庶民が食することは大変だったようです。なので、氷の代わりに麦で作った「氷室饅頭」を食べて、無病息災を願う習慣だけが現在でも残っているというわけです。
藩政期には多く存在した「氷室」ですが、昭和に入り「製氷機」が現れてからその姿はどんどん無くなって行きました。現在、かつての氷室がするのは兼六園南端、山崎山の麓に大きな水溜の穴として認められるのみですが、歴史的・文化的価値があるとして、石川県ではかつて飲食物の貯蔵と病人対策に利用されていた湯涌(ゆわく)では「氷室小屋」が復元され、今も伝統行事を続けています。
氷室開きは昭和30(1955)年頃に廃れたものの氷室まんじゅうを食べる習慣は残り、今もなお金沢の和菓子店では7月1日前に多くの氷室まんじゅうを製造・販売している。 同61年、金沢の奥座敷と呼ばれる湯涌温泉に氷室小屋が再建され、氷室開きが復活。 夏の訪れを告げるイベントとして再び定着している。
( 引用: 金沢の夏に欠かせない、飾らないまんじゅう | 五感にごちそう金沢 )
「氷室開き」は氷室饅頭が街で出回る前に、毎年1月の「氷室仕込み」にて踏み固められた氷を6月末に小屋から切り出し、薬師寺へ奉納した後に、石川県知事・金沢市長、加賀藩下屋敷があった東京都板橋区に贈呈する行事になります。
「氷室開き」2022 の開催日程や見どころは?
[開催日時]2022 年 6月30日(日)10:00~11:30
[開催場所]石川県金沢市湯涌町玉泉湖畔「氷室小屋」、夢二館前広場
「氷室開き」の見どころは?
氷室開きは基本的に毎年6月30日に開催となっており、過去には世界のジェラート大使柴野大造さんによる氷室の氷を使ったジェラート作り体験や氷室饅頭の販売などもおこなわれましたが、
年によって雪が十分に降らないと開催されなかったり、コロナで氷室饅頭の販売は中止になったりすることもあるのでご注意ください!
SATTY
氷室開きの時期ならではの人気のこんな限定商品もありますよ!
氷室開きならではの期間限定人気商品
紅茶専門店ルピシアの「氷室びらき」
贈り物とかで利用させてもらっていた大和のルピシアさん。おまんじゅうにもぴったり!…しか〜し!ルピシア 金沢香林坊アトリオ店(LUPICIA)は2021年6月27日(日)閉店となってしまいましたのでご注意を!
在庫確認は移転したイオンモール白山店もしくは金沢駅百番街Rinto店にてお問い合わせください。
金沢百番街 Rinto 店[LUPICIA]営業情報
所在地 | 〒920-0858 石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街Rinto |
電話番号 | 076-222-5560 |
FAX | 076-222-5560 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |
最後に金沢弁で一言・・・
7月から金沢市内で限定販売の「氷饅饅頭」はふっわふわで私も小さい頃から大好きなおまんじゅうなんやけど、予約せんと食べられん人気の和菓子屋さんもあるからこの時期に金沢観光する人は事前に要チェックしときまっし〜!
SATTY
人気の関連記事→ 氷室饅頭人気店まとめ
今日も読んでくれてあんやとね!バナークリックで今日のブログランキングが見られるよ~ 🙂